フォルクスワーゲン・ゴルフ・ブルーモーション1.0 TSI
公開 : 2015.11.30 23:40 更新 : 2017.05.29 18:57
1.0ℓのガソリン・ターボ・エンジンを載せたゴルフは、長距離を走らせないのであれば、ディーゼルよりも魅力的な選択肢となりうる。
■どんなクルマ?
1.0ℓユニットの基本はUp!のそれと同じ。これにターボチャージャーとインタークーラーを与えることで、5000〜5500rpmにて115psを発するに至った。
最大トルクは20.3kg-m/5000〜5500rpm。パッケージングの工夫と、アルミの多様によりユニット単体の重さはわずか89kgに抑えられてる。したがってドライバーが乗った状態でも全体で1300kgを切ることが可能。いわばフォード製のエコブースト・エンジンのライバルなのである。
ダイエットにより、0-100km/hタイムを10.5秒に短縮しただけでなく、経済性にも影響している。燃料消費率23.3km/ℓに達し、CO2は99g/kmをマークする。
前部には空気を遮断するシャッターがつく。エンジン・ベイの冷却が必要なくなった際にシャッターを閉じ空気抵抗を低減。上記の数値のレベルアップに寄与する。リアには小さなリア・スポイラーが、さらに車体の底部にも空気の流れをコントロールするためのパネルがつく。車高も基準車より15mm低い。
すべては、レギュラー・モデルよりも効率よく空気をくぐり抜けるための仕掛けである。