いすゞD-マックス・フューリー
公開 : 2015.11.30 23:55 更新 : 2017.05.29 18:26
■どんな感じ?
とてもパワフルなエンジンではあるが、静止加速で勢いよく飛びだすタイプではない。どちらかといえば、低速でオフロードを駆けあがるためにあるエンジンである。
最高出力は163ps、最大トルクは40.8kg-m。後者は1400〜2000rpmのみで発生するため、頻繁にシフト・チェンジをしてやる必要がある。
ただ、高速道路で、他車に出遅れるほどではない。ひとたび6速までシフト・アップしていけば、高速巡航もリラックスしたものとなる。
しかし市街地がこのクルマの主戦場でないことは、外観から予想するとおりだ。そのぶん、荷台は三菱L200を含む多くのライバルより大きく、牽引重量も3.5トンに及ぶ。
ただし洗練性はあまり期待すべきではない。おだやかにアクセルを踏みこんでもエンジンは盛大な音を発するし、高速巡航時のミラー周辺のノイズも大きい。