ベントレー・コンチネンタルGT V8 Sクーペ
公開 : 2015.12.02 23:50 更新 : 2017.05.29 19:02
2015年、ベントレーのベスト・セラーはフェイスリフトを受けた。4.0ℓ V8ツイン・ターボを搭載した本モデルは引きつづきおすすめのモデルとなり得るか? 英国にて初めてテストする。
■どんなクルマ?
世代としては2011年以来つづくモデルであるが、基本的なデザインがはじめて世に披露されたのは2003年だった。
見てすぐにベントレーだとわかり、現代社会にもすっかりと馴染むことができたコンティネンタルは ―あなたがどう思おうと― ベントレーの成功において、なくてはならないモデルとなった。
コンティネンタルのラインナップには、W12エンジンを載せたモデルがあるだけに、V8は過小評価されがちだったのだが、それでもV8 Sは ―2.2トンの車重であるにもかかわらず― 0-100km/hを4.5秒で駆け、最高速度は309km/hに達する。
標準のV8よりもスポーティな仕立てであることをアピールするV8 Sは、507psに対して538psを発揮。スポーツ・サスペンションは車高を10mm下げ、スプリング・レートは前が45%、後ろが33%高められている。ブッシュも引き締められ、リアにはアンチ・ロールバーが組み合わされる。それゆえに硬い。結構硬い。