キア・オプティマ1.7 CRDi
公開 : 2015.12.02 23:40 更新 : 2021.03.05 21:36
包括的なアップデートにより、質感、洗練性、ハンドリングは先代を大きく上回っているようだ。
■どんなクルマ?
こちらはDセグメントに属するキア・オプティマの最新版。フォルクスワーゲン・パサートのライバルにあたり、クロスオーバーが大好きなカスタマーを取り戻すという使命に燃えている。
キアいわく、いまだ多くの人は大型のサルーンのことを好んでいるとのこと。キアのモデルでも近年、全体の10%はサルーンが占めているのだそうだ。熱心なサルーンづくりにも納得がいく。
初代オプティマは、疑いの余地なく格好のいいマシンだった。ペーター・シュライヤーによるデザインのおかげである。スポルテージとともに、かねてからの野暮ったいイメージを払拭した。
ニュー・モデルを見ていると、revolution(=革命)からevolution(=発展)のフェーズに入ったのだと感じる。形が変わり、クロームが少しだけ増えたが ‘タイガー・グリル’ は健在である。ヘッドライトとバンパーもわずかながらの形状変更が施され、ワイドになったテール・ライトはLEDとなった。
ホイールベースは10mm増え、全幅は25mm拡大した。車高も10mm高くなった。ボディ・シェルは、これまで50%増しの高強度鋼が使用され、ストラクチャー剛性は先代比450%となった。
ねじれ剛性も50%向上。安全面と洗練性、ハンドリングが向上した。クロスメンバーにはこれまでと異なるブッシュが組み合わされ、リアには追加のロワー・リンクつく。遮音性もはるかに向上したとのことだ。