キア・オプティマ1.7 CRDi
公開 : 2015.12.02 23:40 更新 : 2021.03.05 21:36
ボンネットの下には1.7 CRDiターボ・ディーゼルがおさまる。先代よりも5ps/1.5kg-mのアップだ。さらに重要なのは、先代より250rpm低い1750rpmにて最大トルクが立ちあがる点である。
多様な安全装置も特記事項。レーン・キーピング・アシストやアラウンド・ビュー・モニター、可変クルーズ・コントロール、自動ブレーキ、リア・トラフィック・アラート、ブラインドスポット・モニターが標準となる。
■どんな感じ?
先代同様外観はハンサム、室内スペースも広い。ステア・フィールや乗り心地の印象もよく、インテリアの質感が高まっているのもいい。もちろんパサートとは違う。しかし£22,000(408万円)を切る車両価格を考えると、特に驚くことではない。
それよりも重要なのは、インテリアの手で触れることが多い部分に硬く、傷のつきやすいパーツが減ったという事実の方だ。ステレオやヒーターのノブはこれまでどおり信頼感がないのだが。
ギア・レバー周辺のコントローラーは直感的な操作ができないが、全体のボタン点数も少なくなっている。また7.0インチ/8.0インチともにタッチ式のインフォテインメント・システムは操作しやすくラグもない。
前後シートはクロス地であろうとレザーであろうと座っていて気持ちがいい。特に後者の厚みは程よく光沢も高級感がある。運転席の調整幅も大きく180cm程度のパッセンジャーでも前後ともに窮屈とは感じないだろう。
いざ出発すると、ディーゼル・エンジンが先代のものよりもはるかによくなっていることに気づくだろう。フロアを通じて少しばかり振動が伝わりやすいものの、レバーやペダル、ステアリングが震えることはない。