ルノー、2016年からワークス・チームとしてF1に復帰
公開 : 2015.12.04 22:50 更新 : 2017.06.01 01:41
ルノーはおよそ€1億1100万(206億)という金額で現行のロータスF1チームを買収し、ルノーのネーミングを冠したワークス・チームとして2016年からF1グランプリに復帰することがきまった。
この9月に、ロータスF1買収に基本的に同意していたもので、F1のボス、バーニー・エクレストンとルノー・スポールの代表、ジェローム・ストールが最終戦アブダビ・グランプリの会場で最終的にゴーサインが出されたものということだ。
ルノーからのコメントにも、「財政的に強固にすることで、レースに専念することができる。」としている。
カルロス・ゴーンは、「ルノーには2つのオプションがあった。100%撤退か、100%の復帰だ。慎重に検討した結果、ルノーは2016年にカムバックする道を選んだ。」とコメントした。
今まではエンジン・サプライヤーとしての立場だったため、ブランドに対する見返りは制限されていたという。更に、数々のエンジン規制があったため、費用対効果も低かったという。実際、ルノーのイメージアップという点からすれば満足いくものではなかったようだ。
ルノーは、2011年以来、コンストラクターとしてF1に復帰する道を選んだ。現在は、ロータスからロジスティックなどを引き継ぐ作業を行っている最中だというが、出来る限りこれを早めたいという。
ルノーは、その技術のショールーム的な役割をF1に求めている。特にハイブリッドの分野での技術的なフィードバックも要求することになるという。そして、ルノー・スポールへの更なる投資も考えているという。
今回のルノーF1復帰の詳細なプログラムは来年1月には明らかにされるが、ルノーは2024年までの9年間はF1に留まることを約束している。