プジョー308 Rハイブリッド・プロトタイプ
公開 : 2015.12.04 23:50 更新 : 2017.05.29 19:00
4WD×ガソリン-エレクトリック・ハイブリッドはメガハッチと呼ぶに十分すぎるほどのパフォーマンスをもたらすが、値段を正当化させるほどではない。
■どんなクルマ?
プジョー308Rハイブリッドはプラグイン・ハイブリッド技術をもって、次世代のパフォーマンスカーへの大転換を狙っている。
20年前、ハイブリッドといえば、なにか得体のしれない ‘未来のクルマ’ だったのだが、風変わりな形のBMW i8が出てから、急速に現実に近づいた気がする。
同じくPHEVのフォルクスワーゲン・ゴルフGTEは、まったくもって煮えきらないシロモノである一方でプジョーは500psを叩きだすメガハッチを作ることにした。
そのうちの270psを生みだすのは308GTiやRCZ-Rと同じ1.6ℓ4気筒ターボだ。さらに前後アクスルには115psと20.5kg-mの200kgの電気モーターがつく。
従来、ガソリン・タンクがあった部分には3kWhのリチウムイオン・バッテリーが搭載されている。
他のパフォーマンス・ハイブリッドと異なり、フロントのモーターはトルセンLSDに直接動力を伝える。ギアボックスは内製の6速セミAT。電気モーターはシングル・スピードの減速機を介してパワーを伝える。