プジョー308 Rハイブリッド・プロトタイプ
公開 : 2015.12.04 23:50 更新 : 2017.05.29 19:00
しかしそれでも406ps。静止状態から加速しはじめた直後に3桁台に突入する様は、クワトロGmbHやメルセデス AMGのライバルをも怯えさせる。ハイブリッド・パワートレインにしか成し得ない、‘気づいたときにはとてつもない次元にある’ といった加速マナーだ。
プジョーいわく、6速で80km/hから129km/hまではたったの3.1秒。われわれのテスト・データだとアウディRS3が同じことをするのには、3倍の時間がかかる。
背後からは冗談みたいな音が聞こえる。自分が今、極めてパワフルなクルマに乗っているのだと実感できる、大気を無理やり引き裂くような音である。
プジョー・スポーツがPSA製のセミATを選んだのは、価格が安いことと重量が軽いことが理由なのだろうと私は考えている。アクチュエーターやクラッチ、ギアレバーは308GTiが使用するものと同じとのことだ。