ランボルギーニ・ウラカンLP580-2
公開 : 2015.12.09 23:40 更新 : 2017.05.29 19:21
ウエイト・バランスは当然リア寄り。4WDが前後比43:57であったのに対してLP580-2は40:60となる。
フロントの食いつきをよくするために、フロント・サスとアンチ・ロールバーの仕立ては10%ソフトになった。ダウンフォースも増した。
すべてはウエイトをフロント・ノーズに掛け、ターンイン時のアジリティを高めるためである。
リア・サスを見なおしたのはフロントの変更に合わせるため。ステアリングに関係するハードウェアはこれまでと同じ。駆動方式の変更にともない反応が増している。
速度と入力によってレシオが変わる ‘ダイナミック・ステアリング’ は、テスト車の場合オプション装着されていなかったが、選んでいたとしてもさほど満足できるものではないので、あまり問題ではない。
エンジンとギアボックスはハードウェアは変わっていないが、出力は610psから580psまで抑えられている。発生回転数は8250rpmから8000rpmとなった。
おかげでバランスが向上するだけでなくトランスミッションにも好影響を及ぼすとランボルギーニは主張する。
最大トルクは、ターボ加給が施されるフェラーリ488 GTBが3000rpmにて77.6kg-mを引きだすのに対して自然吸気のウラカンは55.0kg-mを6500rpmまで待たなければならない。