ランボルギーニ・ウラカンLP580-2

公開 : 2015.12.09 23:40  更新 : 2017.05.29 19:21

ステアリングもたしかにクイックなのだが、どこか飄々としすぎている。こればかりは英国内の峠道でのインプレッションを待つほかない。

キャビンは運転に集中できるものとなっているが、六角形のモチーフを強調しすぎたり、味付けが濃すぎたりとモダンなスーパーカーの基準からすると子どもっぽい。

まぁ ‘わざわざ’ ランボルギーニを選ぶのだから、それくらいアクの強い方がいいのかもしれないが、マクラーレンの方が節度があるしフェラーリの方が色気がある。

ウラカンは “俺を見てくれ!” と言わんばかり。よくいえば社交的だともいえるのだが。

■「買い」か?

ガヤルド・スーパーレジェッラほどマジカルではないが、後輪駆動のウラカンは運転好きにとって、かなり正統派だと感じる。

英国での販売開始は来年3月。価格は£160,000(2,953万円)程度になるだろう。LP610-4に比べるとはるかに安い。それに、より満足できると思う。

正しいモードを選んでさえいれば、細やかな調整も効くし、なにより楽しい。

しかし “すごく才能はあるのだが、もっとやれるんじゃないか” とも思う。あるいは厳しい言葉かもしれないが、筆者はそれくらいランボルギーニに期待している。

(マット・プライヤー)

ランボルギーニ・ウラカンLP580-2

価格 £60,000(2,953万円)
最高速度 320km/h
0-100km/h加速 3.4秒
燃費 7.0km/ℓ
CO2排出量 278g/km
乾燥重量 1389kg
エンジン V型10気筒5204cc
最高出力 580ps/8000rpm
最大トルク 55.0kg-m/6500rpm
ギアボックス 7速デュアル・クラッチ


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