ポルシェ・パナメーラ・スポーツ・ツーリスモ

公開 : 2012.09.27 16:51  更新 : 2017.06.01 01:03

ポルシェパナメーラのラインアップを拡充するために、第2世代のパナメーラのエステート・モデル、スポーツ・ツーリスモを発表する。このアップマーケット向けの高級な5ドア・モデルは、ガソリン-電気のハイブリッドを更に洗練させたシステムを搭載することになる。

そのリフトバック・ボディは、より高く延長されたルーフ・ラインと、より長いキャビン、そしてバンパーの高さから開くテール・ゲートを持つ。そのボディは、将来のベントレーSUVとの共用が確約され、アウディA6アバントやメルセデス・ベンツCLSシューティング・ブレークのライバルとなるとされている。そのコンパートメントは、445リッターで、A6アバントの565リッター、CLSシューティング・ブレークの590リッターには流石に及ばないが、十分な容量である。

2代目となるパナメーラは、特徴的な2階建てのLEDランプ、より輪郭を強調されたボンネット、フロント・ホイール・アーチの後に入れられたグラフィックス、スタンスを強調するリア・ホイール・アーチなど、現行モデルよりもより視覚的に幅を強調したモデルとなる。

そのサイズは、長さ4950mm、幅1990mm、高さ1401mmで、現行モデルよりも60mm広く、19mm低い。ちなみに、メルセデス・ベンツCLSシューティング・ブレークは長さ5000mm、幅1880mm、高さ1412mmだ。

搭載されるハイブリッド・システムは、eハイブリッドと呼ばれるものだが、ブラシレスの94bhpの電気モーターはアップグレードされる。今日でも使われるアウディが供給する328bhpの3.0リッターV6ガソリン・エンジンはそのまま使用される模様だが、合計で410bhpを発揮するようになる。ポルシェによれば82g/kmのCO2排出量と、28.6km/lの燃費を持つという。

トランクの床の下に搭載されるのは、現在のニッケル水素から変更されたリチウムイオン電池で、その容量は9.4kWhだ。電気だけ走行する場合、最高速度は130km/hだが、30kmの走行が可能だ。

新しい第2世代のパナメーラ・スポーツ・ツーリスモは、その生産は2016年が予定されているが、その工場ではカイエンとマカンも製造されるという。

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