フォード・エッジ2.0 TDCi 210 (助手席インプレッション)

公開 : 2015.12.15 23:30  更新 : 2017.05.29 18:53

悪路のうえでは前後トルクが50/50になる。20ミリ秒でシステム側が判断するのだという。その際の情報もリアルタイムでメーター・ディスプレイに表示される。

最先端のシステムというわけではないが、賢いのはたしか。短い時間の試乗であったが、たしかな実力を確認できた。ハードコアなオフローダーではないにせよ、環境の変化に対する適応能力はかなり速い。

ベルギーはロンメルの悪路に飛びこんでも、サスペンションはいとも簡単に衝撃をやわらげる。さすがにかなり大きい丸太を踏み越えるとリバウンドするが、それ以外では安心して走らせられる。

ごくたまに前輪がスリップすることもある一方で、後輪が即座にシチュエーションを把握。つねに4輪が足元で仕事をしている感覚があった。

■「買い」か?

助手席試乗だけに、もちろん結論がだせないが、現時点では高いポテンシャルを有していると断言できる。たしかに主力ライバルとの差はあるにはあるが、ドイツのライバルが焦るレベルに既に達している。

(へマル・ ミストリー)

フォード・エッジ2.0 TDCi 210 (助手席インプレッション)

価格 約£30,000(550万円)
最高速度 211km/h
0-100km/h加速 9.4秒
燃費 17.2km/ℓ
CO2排出量 149g/km
乾燥重量 NA
エンジン 直列4気筒1997ccディーゼル
最高出力 210ps
最大トルク 22.4kg-m
ギアボックス 6速デュアル・クラッチ


▶ 国内初試乗 / マツダCX-5 XD Lパッケージ(4WD)&25S Lパッケージ(2WD)
▶ 海外初試乗 / BMW X3 xDrive 20d Mスポーツ

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