ヒュンダイix35フューエル・セル
公開 : 2015.12.17 23:20 更新 : 2021.03.05 21:39
水素エンジンのためのインフラストラクチャーがまだ整っていないとしても、ヒュンダイix35フューエル・セルに対する投資の見返りは大きいだろう。
■どんなクルマ?
ix35の後継車種であるツーソンは既にデビューしているのだが、フューエル・セル版のix35は引きつづき販売される。フロントにセットされる電気モーターは136psを、フロア下にはバッテリーを搭載する。
ほかのクルマと異なるのは、両者が直接つながっていないという点だ。フューエル・セルがボンネット下におさまり、リア・アクスルのタンクから水素が引きだされるというわけだ。
水素は陽子と電子に分けられる。後者は回路を移動する。こちらは電気を生みだし、ドライブ・モーターに送りだす。余剰エネルギーはバッテリー・パックにチャージされる。よってピーク・パワーが引きあげられる。
電気が発生すると、水と熱だけがいらないものとして排出される。前者は飲んでもいいというくらいにクリーンだ。水素が不足すると、タンクをリフィルすればいいだけ。たった3分で完了だ。
こちらと、コンベンショナルなix35とでは、ヒュンダイのバッジが青色で囲まれる点、リアにフューエル・セルと書かれている点、さらに燃料フィルター・カバーの色が異なっている点。
仕組みとしてはトヨタ・ミライやホンダFCVクラリティとまったく同じ。はたして、走った際の感想はいかがなものなのだろう?