ルノー・メガーヌ・エナジーdCi 130
公開 : 2015.12.17 23:40 更新 : 2017.05.29 19:22
■どんな感じ?
ハッチバックのカテゴリーで成功するためには、使いやすさがキーになるのだが、幸運なことに、ルノーは失敗しなかった。
走りだすとまず、なめらかに動くステアリングと、角のたたない乗り味に気づく。手元に伝わるフィードバックはさほどでもないが、ねばり強さ、小さな回転直径も魅力である。
1.6ℓディーゼルの最高出力と最大トルクはそれぞれ131psと32.6kg-m。0-100km/hは10.0秒とのこと。インギア時の加速力のおかげでクロスカントリーやモーターウェイ問わず、満足できる加速ができる。
もっともリファインされたディーゼルとはいいがたいのは、負荷をあたえると、まずまずの音量を発するから。6速MTも、もっともカチリとした機構だとは残念ながらいえない。
このエンジンの売りは、現実的な走行においても、やはりもっとも経済的なチョイスになるという点だ。当然ながら、かなりの速度で攻めることもあったのだが、楽に16km/ℓ台後半をクリア。これは満タン給油にて772km走れることを意味する。