■どんな感じ?

以前4Cクーペをテストしたのは、2014年のベスト・ドライバーズカー選手権のことだった。カースル・クーム・サーキットのバンピーな道だと、ステアリングは左右に振れ、散々な目にあった。あの時はかなり疲れた。今回も似たような道をテスト・コースに設定したため、同じような悲劇になるのではないかと恐れていた。

今回のルートは、MIRAサーキットを中心とするいくつかの波打った田舎道を含んでいる。以前、アルファ・ロメオはこのコースを走らせることをあまり嬉しく思ってはいなかったようだが、今回は許可がおりた。12月の湿ったコースだけに、期待はしていなかったのだが、結果としてはとても素晴らしいものとなった。

路面のμが小さくなっているため、いつも、とてつもなく重いステアリングもかなり軽快。普段ならば前に前に進もうとしすぎる傾向もうまく抑えられている。ハンドリング・バランスも問題なし。狙いどおりに操れるといって何ら問題はない。