Tokyo Bayside Classic Cup Series Season 3 Round 3
2015.12.13
今やサーキット派のヒストリックカー・ファンたちの間では「TBCC」で名前の通るサーキット・イベントとなった“Tokyo Bayside Classic Cup”。2013年に始まった年間4戦のシリーズも12月13日の今回で3シーズン目・11回目の開催となった。首都圏からのアクセスが便利な袖ヶ浦フォレスト・レースウェイという会場の地の利や、イベントのフレンドリーでクリーンな雰囲気もあって、全走行カテゴリー併せて110台近いエントリーが集まる人気イベントである。今シーズン3戦目のTBCCはあいにく雨の中の開催となったが、エントリーしたほとんどの車両が参戦、一般の見学者も多数訪れる盛り上がりを見せた。
TBCCは1972年までに生産された車両(あるいはその継続生産車)によって競われるレース形式の走行会で、エントラントの申告ベストラップタイムによってClubmen’s Cup(ベストラップ1分30秒ほど)、Crystal Cup(1分25〜19秒台)、Super Crystal Cup(1分22から25秒台)、Hyper Crystal Cup(1分22秒以下)と走行枠が分けられており、さらには各カテゴリー内で排気量などによるクラス分けも行われているため、誰もが安全にレースを楽しめるようになっている。
さらには戦前車によるスポーツ走行枠であるヴィンテージ・スポーツ・クラスも前回より新設され、今回は1930年代のヴェテランが7台、雨の中、貫禄の走りを見せた。また、“プレTBCC”として、今後TBCCへの参戦を予定しているドライバーのためのスポーツ走行枠も用意されており、モータースポーツ初心者へも深い配慮がなされているのだ。
さて、ウェットレースとなった今回のTBCC、水やオイルで滑りやすいコース上ではスピンする車両もあり、Clubmen’s Cup決勝では6周目で赤旗中断となる場面もあったが、大きなアクシデントもなく全クラスのレースが成立してイベントは終了した。
全ての走行枠が終了したあとはサーキット内のレストランで表彰式と懇親会が行われ、エントラントたちはライバルと親睦を深めた。そして今回は年末恒例のくじ引き大会も実施、旅行券や食事券、高級ワインなどの豪華賞品が振る舞われ、大いに盛り上がった。
シーズン3の最終戦となる次回は2016年3月13日(日)のファミリーサーキットデイ内での開催となる。参戦や見学についての詳細はTBCC公式ウェブサイト(http://automedic.co.jp/topics/TBCC/index.html)にアクセスして欲しい。