スプリント・テスト:0-400m

公開 : 2015.12.26 23:50  更新 : 2017.05.29 19:55

レース5:リッチフィールド日産GT-R vs レース・バイク

リッチフィールド・インポートは20年にわたって、主に日本車を輸入し、チューンナップしてきた。このGT Rの400ps超えも簡単である。

一方のRCエクスプレス・レーシング・カワサキZX-10Rは車重が200kgを切るにもかかわらず200ps超えを標榜している。

バイクにまたがるのはイワン・リンティン。トラクション・コントロールはない。繊細なクラッチ・ワークを行いながら、前輪を路面に押しつける必要がある。

リッチフィールドの代表いわく、ウィリーに関する心配はいらないとのこと。シグナルが変わるかなり前からローンチ・コントロールが控えているからだという。

GT-Rはトランスミッションをセーブするためにトルクを抑制していたため序盤はカワサキがリード。ところがGT-Rが4速に至ることには立場は逆転した。

トルクはとめどなく流れこむ。車輪は外れて飛んでいくのではないかというくらいに回りまくる。274km/hまでが10.3秒。最終的にはGT-Rが勝った。

レース6:レンジローバー・スポーツSVR vs レース・トラック

こちらのトラック、ウエイトは5.5トンもあるが、最高出力は約1150ps。いつものレースはローリング・スタートだから、静止加速がどうなるかはわからない。

相手をどうするかに迷ったが、550psと2335kgのレンジローバー・スポーツSVRにすることにした。パワー・ウエイト・レシオが判断基準となった。

軽さゆえ、スタート直後はレンジローバーがリード。そこからのレース・トラックの怒涛の追い上げには目を見張るものがあった。

400mを走ったあとのタイムはレンジローバーが13.6秒、レース・トラックが12.8秒。とてつもない体躯のアスリートがこの戦いを制した。

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