ヘンリッヒ・フィスカーがアストン マーティンを訴える
公開 : 2016.01.06 22:25 更新 : 2017.06.01 01:40
ヘンリッヒ・フィスカーが、元の雇い主であるアストン マーティンに対し、$1億(118億円)の損害賠償を求める訴えを起こした。アストン マーティンは、フィスカー・フォース1のデザインが、DB10に酷似しているとして、販売の差し止めを要求しているが、それに対抗するための措置と思われる。
フィスカーは、1枚のティザー・イメージに基づき、フォース1のデザインの独自性を主張をしているが、その根拠は希薄ではある。
「アストン マーティンは、ラグジュアリー・スポーツの市場からフィスカーを追い出すために、このような訴訟をおこした
」とフィスカーの法律顧問であるジョナサン・マイケルズは語った。2015年12月23日に、フィスカーにアストン マーティンの代表弁護士であるデイヴィッド・ケリーが「フォース1のデザインは、アストン マーティンの権利に抵触しないように変更されなければらないない」という旨の手紙をフィスカーに送ったが、この手紙に対しても「不快感を感じる」とコメントしている。
AUTOCARは、この問題に対してアストン マーティンに連絡したが、コメントを得ることはできなかった。
なお、新しいフィスカー・フォース1は、今月後半のデトロイト・モーターショーで公開される予定だ。フォース1は、カーボンファイバー・ボディを持ち、ピレリPゼロに21インチ・ホイールを履く。アクティブ・サスペンションが装備され、ナチュラル・アスピレーション・ユニットを搭載する。最高50台の限定販売となり、価格は£131,000(2,280万円)から£197,000(3,430万円)の間となる予定だ。