今夏発売のアウディA4オールロードがデトロイトで公開
公開 : 2016.01.12 22:35 更新 : 2017.06.01 01:39
今回で2世代目となるA4オールロード・クワトロがデトロイト・モーターショーで公開された。販売は今年の中ごろとなる。
こちらの世代も、たくましさを増したバンパーや存在感ある前後プロテクター、縦に伸びるグリル部のクローム・パーツ、ホイール・アーチなど、従来のオールロード・クワトロのデザイン・キューが適合されている。
エンジンは163psと190psの2.0ℓ4気筒ディーゼルが用意され、どちらも最大トルクは40.8kg-mとなる。
7速Sトロニック・デュアル・クラッチATが標準となり、低出力版は燃費が20.4km/ℓ、CO2エミッションが128g/km。
高出力版は0-100km/hタイムの7.8秒という数字と220km/hの最高出力が既に注目を集めている。
A4オールロード・クワトロが投入される直後に、150psと32.4kg-mを発生させる3番目のエンジンも紹介される計画がある。
さらにターボ加給が施される3.0ℓのV6ディーゼルが加わる予定。218ps/40.8kg-mと272ps/61.2kg-mの3展開となり、後者は0-100km/hタイムはわずか5.5秒、最高速度は249km/h、燃費は18.9km/ℓ、CO2排出量は139g/kmとなる。
ガソリン・エンジンのラインナップは、アウディ内製の253psと37.7kg-mの2.0ℓ4気筒ターボとなる。0-100km/hタイムは6.1秒、最高速度は246km/hとなり、燃料消費率は15.6km/ℓ、CO2排出量は147g/km。7速のSトロニックを組み合わせたモデルの値だ。
エンジンにもよるが、カスタマーは6速MT、7速Sトロニック・デュアル・クラッチ、8速トルコンATの3種から選ぶことができ、8速のトルコンATはトップ・レンジのディーゼルのみに組み合わされる。
6km/h以下でブレーキ・ペダルを踏めばトランスミッションとエンジンの接続を解除するシステムや4WDシステムは標準だ。
全長は4750mm、全幅は1842mm、全高は1493mm。先代にくらべると19mm長く、1mmだけ幅広になり、2mm車高が下がったことになる。ホイールベースは13mm長くなった2818mmだ。
ディメンションは拡大されているが、車重は先代より90kg軽くなっている。もっとも軽い2.0 TFSIのオールロード・クワトロであれば車重は1580kgを実現しているとのことだ。
専用のスプリングとダンパーのおかげで車高は23mm高まっている。ホイールは19インチとなり、最低地上高は34mm高まっている。
スタンダードなA4アバントと同様、ダンパー・コントロールがオプションで用意される。また ‘アウディ・ドライブ・システム’ のモードも追加されている。
この度新たに加えられたのは ‘エフィシェンシー’ と ‘インディビジュアル’ であり、さらにオフロード・モードも加わる。
エンジン、ギアボックス、ステアリング、サスペンションのマッピングが、アスファルト以外の場所でも適切なものに調整される仕組みだ。