日産タイタン・ウォリアー・コンセプトをデトロイトで公開

公開 : 2016.01.12 21:55  更新 : 2017.06.01 01:40

日産は11日、新型 ‘2016タイタンXD’ の発売に合わせて、オフロード向けにデザインした ‘タイタン・ウォリアー・コンセプト’ を、2016年北米国際自動車ショーにて世界初公開した。

量産車の ‘タイタンXD’ をデザインした日産デザイン・アメリカ(NDA)は、堂々として、挑戦的で、かつ屈強な今までにないトラックのデザインに挑み、オフロードへのチャレンジ精神と米国のトラック市場に対する日産の期待を表現した。

NDAのデザイン・チームは、量産モデルに比べて、より力強い存在感をこのコンセプト・トラックに与えるため、18×9.5インチのアルミニウム合金製カスタムホイールを装着した37インチのオフロード・タイヤを使用し全高を量産車の1999mmから2070mmと高くした。

また、この変更に伴い、同コンセプトカーの全幅は、量産車の2047mmから2200mmに変更している。

フロント・グリルとヘッドランプは、技巧的で鋭い印象を強調したデザインに変更した。また、フロント・フェンダーとリア・フェンダーは大きく開き、力強さを前面に押し出した外観を実現している。

さらに、フロントとリアのカスタムLEDランプは、‘タイタン・ウォリアーコンセプト’ の巧みな存在感を強めている。

ヘッドランプは日産の新しいデザイン・シグネチャーであるブーメラン形状を採用する一方、リア・コンビネーション・ランプは、組み込まれたLEDが ‘タイタン’ の “T” のロゴを形づくっており、幅広のテールゲートで分割されたようになっている。

車体色は、 ‘サンダー’ と呼ばれるいわゆるガンメタでカスタム・ペイントを施し、‘マグマ’ と呼ばれる特別色でアクセントを付けている。

シートには、強度が高いカーボン調のシート生地を使い、‘マグマ’ のオレンジ色がアクセントの装飾を施している。その他の内装には炭素繊維、光沢感のあるクロムメッキ、マグマカラーのアクセント・ステッチが入ったレザーなどの素材を採用している。

‘タイタン・ウォリアーコンセプト’ は、量産車と同様にカミンズ社製5.0ℓV8ターボ・ディーゼル・エンジンをベースとしているが、フロントとリアのサスペンションは新たに開発した専用システムを採用することで、耐久性や走行性能を大幅に向上させている。

日産は、2015年12月に発売した、カミンズ社製V8ディーゼル・エンジン搭載の ‘タイタンXD’ に加えて、最大出力390ps、最大トルク63.6kg-mを出力するV8ガソリン・エンジンを搭載した ‘タイタンXD’ と ‘タイタン’ を2016年の春に発売する予定だ。

新型 ‘タイタン’ のラインアップが全て出揃えば、3種類のキャブ、2種類のフレーム・サイズ、3種類のパワートレイン、5つのグレードとなる予定だ。


▶ 2016 デトロイト・モーターショー

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