アキュラ・プレシジョン・コンセプトがデトロイトで公開
公開 : 2016.01.13 22:40 更新 : 2017.06.01 01:39
アキュラが制作したプレシジョン・コンセプトがデトロイト・モーターショーで公開さた。
アキュラの現状ラインナップはハッチバックとSUVというあまり人目を引かないモデルが多く、プレシジョン・コンセプトのように低く流れるようなクーペを投入することで、新しいデザインを提言するとともに、これまでのイメージを一掃する狙いがある。
公開したモデルに対するオーディエンスの反応は上々だとアキュラは話している。
一見すると2ドア・クーペのように見えるものの、近づいてみると4枚のドアとハッチ式のトランクリッドを備えていることがわかる。
長い長いボンネットの先にはワイドなグリルが鎮座。リア・ショルダーを大きく貼りださせることで存在感を増している。
アキュラはプレシジョン・コンセプトを制作するうえでデザイン上の連続性をテーマにしたとのことで、エクステリアからインテリアにかけたシームレスな繋がりやB-ピラーを目立たなくしたことからもデザイナーの意図が垣間見える。
インフォテインメント・システムに占拠されるダッシュボード周辺はミニマルなデザインを優先させ、ボタンはミニマルなものにとどめられている。ステアリング・ホイールの向こう側にはスピード・メーターとレヴ・カウンターを映しだすスクリーンがセットされている。
あくまでデザイン・スタディであるからエンジンは搭載していない。しかし同社のグローバル・クリエイティブ・ディレクターであるデイヴ・マレックは将来的モデルにプレシジョンのデザインを反映させることを約束している。
「今後すべてのアキュラのプロダクトのデザインを示すために製作しました。パワフルでとてもエキサイティングな方向性を新世代のモデルに適合させていきます」とのことだ。