トヨタRAV4 2.0 D-4D

公開 : 2016.01.19 23:30  更新 : 2021.01.28 18:34

フェイスリフトした2016年版のトヨタRAV4は、より経済的なディーゼル・エンジンとフレッシュな外観を手にしたが、われわれの目にはマツダCX-5の方が説得力あるプロダクトに思える。

■どんなクルマ?

こちらはトヨタRAV4の最新版。初代はコンパクト・クロスオーバーのカテゴリーのパイオニアでもある。

1994年、日本のブランドは、多くの人びとが勇ましいルックスに合わせた農業的なハンドリングと高いランニング・コストを喜ばしく思わないだろうと判断。

オフローダーにようなドライビング・ポジションをもちあわせながら、都会らしい香りのするデザインを纏わせるという方程式が生まれた。すぐに方程式は機能した。だからこそRAV4という名前が20年たった今でも使用されているのである。

ルックスをはじめとする基本的なレシピは初代と変わらないが、世間が泥道の走破性よりもエコノミーを重要視するようになったのはたしかだ。

したがってエンジンは2.0ℓのディーゼルを主とし、4WDはオプションの扱いとなった。排気量こそ変わらないが、エンジンそのものはあたらしいものになっており、のちにハイブリッドも加わるスケジュールである。

CO2は排出量は17インチのモデルで123g/km、燃料消費率は21.3km/ℓ。もちろんパワーでも先代を凌いでいる。

関連テーマ

おすすめ記事

 
最新試乗記

人気記事