トヨタRAV4 2.0 D-4D

公開 : 2016.01.19 23:30  更新 : 2021.01.28 18:34

ただし、乗っていて驚くほど楽しいとは思えない。これを求めるのであればマツダCX-5の方がいい。

インテリアに関してトヨタは “感覚的な質感を増した” と主張しているが、コツコツとした黒いプラスティックが至るところに見える。

しかしながら、やわらかい手触りのマテリアルは、たしかに増えている。それにメタル風のパーツやレザー風の素材が高級感を増しているのもたしかだ。

すべてのモデルに7.0インチのタッチスクリーン・インフォテインメントが標準となり、ナビの操作はまったくむずかしくない。画面ごとの移動もなめらかで素早い。

欠点をつけるとしたら、ナビゲーション上のいくつかのアイコンが小さすぎるといったところだろうか。クルマが進んでいる状態だとスイッチを押し間違えることが少なくなかった。

メーターのあいだには4.2インチのカラー・スクリーンもつく。あらゆる情報が表示される。

上級グレードにしかランバー・サポートがつかないのは減点対象だが、インテリアは広く、快適に腰をおろすことができる。後席の足元も窮屈ではないが、身長が180cmを超える場合は頭上が窮屈に感じるはずだ。

どのグレードでもリア・シートがリクライニングでき、荷室拡大のための折りたたみも簡単。シートを折りたたむ前の容量は547ℓと大きめで、折りたためば1735ℓまで拡大する。

荷室フロアは完全にフラットにはならないが、荷物を置くのに苦労するほどの傾斜ではない。開口部下端が上にせり出していないため、荷物の出し入れもしやすい。

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