ジャガー、次はスモール・サルーンとSUV
公開 : 2012.10.05 10:11 更新 : 2017.06.01 01:03
ジャガーのCEO、エイドリアン・ホールマークによれば、F-タイプを登場させない限り、他の新しいモデル、例えばスモール・サルーンやSUVを生産することはありえなかったと語った。
彼はF-タイプを、ジャガーの50年の歴史の中でも最も重要なモデルだと位置づけている。
「F-タイプなしでは、われわれのヘリテイジは完璧に語ることはできない。」とホールマークは語った。
「F-タイプは、われわれのコアとなるレンジであり、これから目指すべき方向でもあろう。他のメーカーであれば、そのコア・モデルが失敗したら、他のモデルを造ることを考えるだろうが、われわれはそうは考えていない」。
しかし、SUVとスモール・サルーンが最も見込みのある新しいジャガーであることを同時にホールマークは認めている。
「ジャガーは、イノベーション、デザイン、パフォーマンス・リーダー、この3つを保持していることが重要だ。この3つが保てるのならば、他のモデルを展開することは問題ない。」
F-タイプの58,500ポンド(743万円)からという価格が高価ではないかという批判も、ホールマークはかわしてる。
「フットプリント、テクノロジー、パフォーマンス、デザイン、そのどれを見てもF-タイプはフルサイズのスポーツカーだ。しかし、価格は、むしろフルサイズのスポーツカーとスモールサイズのスポーツカーの中間ぐらいだ。」
F-タイプの人気を受けて、次世代のXKは、そのパフォーマンスも価格も上がりそうだ。
「現在、XKのセールスの大半がRとR-Sモデルであることを考えれば、そうような方向で、クルマを発展させることは極めて論理的だ」とホールマークは語っている。