フェイスリストされたDS3がデビュー
公開 : 2016.01.20 22:00 更新 : 2017.06.01 01:39
新しいDS3は、よりプレミアム・マーケット志向のモデルとして生まれ変わった。当初、シトロエンのモデルとして2010年に登場したDS3だが、今までで390,000台以上の販売を記録している。
新しいDS3は、基本的には前作と同じアーキテクチャーが使用されるが、そのデザイン、そしてエンジン、トランスミッション、コネクティビティなどが大幅にアップグレードされているのが特徴。
DSブランドにとってもっとも重要なデザインは、新しいDSのコーポレート・フェイスが与えられ、ウイング型のクロームで囲まれた深くセットされたグリルと、後退したLEDランプを特徴とする。またフローティング・ルーフやシャーク・フィンCピラーといった特徴は、先代から受け継がれる。
エンジンは、DS3パフォーマンス用として、208ps、30.6kg-mを発揮する1.6ℓガソリンが搭載される。CO2排出量は125g/km。スタンダード・モデルよりもショート・レシオの6速マニュアル・ギアボックスと、トルセン・スリップ・デフが組み合わせられる。また、サスペンションは15mmほど高さを落とされ、フロントで26mm、リアで14mmほどトレッドも広げられている。また、このDS3パフォーマンスには、フロントがφ323、リアがφ249というディスク・ブレーキに、ブレンボのキャリパーが組み合わせられる。また、スタイリングは、ツイン・エグゾースト・パイプや、カーボンファイバー・サイド・モールディング、黒いホイール・アーチ・エクステンションなどが装備される。
このDS3パフォーマンスの下となるグレードには、6つのエンジンが用意される。82ps、109ps、130psの1,2ℓ3気筒、165psの1.6ℓ4気筒、そして100psと120psのブルーHDIディーゼル・ユニットだ。ギアボックスは6速マニュアルが標準で、オートマティックもオプションとして用意される。
ガソリンの130psバージョンであるピュアテック130ユニットは、今回はじめてDS3に搭載されたもの。130sp/5500rpm、23.5kg-m/1750rpmのパワー、トルクを持ち、26.7km/ℓという燃費と105g/kmというCO2排出量を持つ。
もっともクリーンなエンジンは、100psのブルーHDI 100だ。このブルーHDI 100のCO2排出量は87g/kmとなる。
インテリアのアップグレードされているが、なによりも新しいニュースは、7インチのカラー・ディスプレイが採用されたタッチ・スクリーンにある。20のボタンを集約したコントロールが可能で、スマートフォンとも連携ができるというものだ。