インフィニティQ30 2.2d AWD
公開 : 2016.01.22 23:50 更新 : 2017.05.29 18:28
■どんな感じ?
“どこかで感じたことがあるな” という思いと、“まったくもってはじめて” だと感じる部分が混ざりあう。
たとえば鼻先でうごめくディーゼル・エンジンの音(3000rpmあたり)のキャビンへの侵入マナーは馴染みあるもの。
その反面、クルージング時になると同じパワープラントを使用する兄弟よりもずっと静かになる。アクティブ・サウンド・キャンセレーションのなす技なのだろう。
けれどタイヤ・ノイズやAピラー起因の風切り音までは隠しきれていない。
一方、低回転域の推進力はまずまず。7速デュアル・クラッチはお行儀がよく、黙っていても適切なギアを選んでくれる。それだけにスポーツ・モード時にマニュアル操作した際のややダルな動作がもったいない。
今回は ‘プレミアム・テック’ というグレードと ‘スポーツ’ の両方を試したのだが、後者は名前のとおりスポーティネス重視で、7%硬いサスは車高を15mm沈める。