インフィニティQ30 2.2d AWD
公開 : 2016.01.22 23:50 更新 : 2017.05.29 18:28
前者は快適性重視。ただし想像を超えるロール量にちょっとたじろいでしまう。反面、グリップは良好。リアの動きも予想しやすい。かといって興奮する類ではない。
スポーツ・グレードだとプレミアム・テックほどロールはしないが、プレミアム・テックみたいな快適性は諦めなければならない。
硬いスプリングのおかげで路面状況は常に意識させられるし、19インチのホイールも乗り心地を何ら助けない。
ならばエキサイティングか? 残念ながら、そんなことはない。ホットハッチ的な要素も皆無だ。
代わりに「あぁアウディのSラインに乗りたいなぁ」と思う。足元の動きはシャキッとしないし、想像よりも車体が重ったるく感じるのだ。
運転席周辺のスペースは、かなり余裕がある。ステアリングとシートともにたっぷりと調整できる。飛ばしても、シートはきちんとホールドしてくれる。
質感の第一印象もよし。やわらかい樹脂パーツに味わい深いトリム、クラシカルなメタルが大部分を占め、安っぽいプラスティックも巧みに隠されている。