ジェネシスG90

公開 : 2016.01.22 23:40  更新 : 2021.03.05 21:39

ヒュンダイはG90を開発するにあたって ‘プレステージ・デザイン・ディビジョン’ を設立。端的にいって、もてるすべてをG90に注いだといっていい。

後輪駆動用プラットフォームを徹底的に見直したのを皮切りに、ホイールベースを11cm伸ばし、ストラクチャーをメルセデスSクラスよりも6%硬くした。

ストラクチャーの52%は高強度鋼(先代の17%増し)とし、フロント部分のクラッシュ・テストはアメリカのスタンダードを適合している。

洗練性に関してはヒュンダイが同クラスをリードした部分だ。すべての窓に遮音フィルムを貼り、ドアのシーリングは3層、パワートレイン部も単層のシールを施す。

19インチ・アロイ・ホイールの形状もタイヤが発するノイズを吸収するために気を使っている。

トランスミッションのハウジングの剛性も高め、新式の可変インテーク・バルブは吸入空気の反響を抑える。

フロント・サスペンションはダブル・ウィッシュボーン、リアはマルチ・リンクとし、V8のモデルには4つのドライブ・モードと可変ダンパーを標準搭載する。

‘HTRAC’ 4WDシステムはこのプラットフォームではオプションの扱い。全トルクのうち40%が前輪に与えられる仕組みである。

関連テーマ

おすすめ記事

 
最新試乗記

人気記事