メルセデス・ベンツ日本、2016年の年頭記者会見を実施

2016.01.25

メルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長は、年始恒例の報道向け記者会見を実施した。

「メルセデス・ベンツは2016年をSUVの年にしたい」と切り出した上野社長は、昨年度の総括として、2015年のグローバル販売実績が1,871,511台(前年比+13.4%)、メルセデス・ベンツ日本単体で65,159台(同+7.1%)と過去最高を記録したことを発表した。

日本市場で台数を増やした要因として、主力車種のCクラスの販売台数が、総販売台数の1/3を占める約21,000台にのぼったことを明かした。

また、新たな販売活動として、人気グループのパフュームを起用したAクラスのwebキャンペーンでは、サイトにアクセスした半数が実際の購入につながったとして、今後もwebの活動に注力していくことを説明した。

上野社長は、「新車種の導入がつづいたことも影響し、昨年は新たな顧客との接点が増えた」と分析し、同じ理由で中古車の販売については、サーティファイドカー(認定中古車)の販売が+31%と躍進し、10,508台を記録したとしている。

2016年の活動については、ふたつのキーワードを掲げ、多様な商品ラインナップと、カスタマエクスペリエンスの充実に注力するという。

新車については、2月9日に発表するGLC、3月に販売店への配備を進めるGLSをはじめSUVモデルに力を入れ、国内販売の2割をSUVで占めたいとコメントした

これに続き2016年は、Eクラスのモデルチェンジを行うほか、2ドアモデルおよびAMGスポーツの拡大を検討しているという。

カスタマエクスペリエンスについては、現在の26車種127モデルという体制が2016年にはさらに拡大することを受け、セールスとは異なる「プロダクト・エキスパート」を配備し、操作方法を含むどんな相談にものれる人材を大きく募集するとした。

ほかにも、カルチュア・コンビニエンス・クラブとTポイントサービスの導入に関する契約締結を発表し、オーナー向けにデザインされたカードや、ポイントの利用を検討しているという。

また、アクセサリのラインナップも拡大し、メルセデス・ベンツ全体としてのブランド力向上も引き続き目指していくという。

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