フォード、日本およびインドネシアの事業から撤退
公開 : 2016.01.26 22:50 更新 : 2017.06.01 01:38
フォードは、日本とインドネシアにおける事業から手を引き、マーケットから撤退することを発表した。
米国の巨人は日本のディーラー店舗を閉鎖し、今年末までにはフォーカス、フィエスタ、マスタングの販売を取りやめる。ほかにも、エコスポーツ、クーガ、エクスプローラといったSUVモデルを提供していた。
フォードは、ナビゲーターとMKXというリンカーン・モデル2車種を日本で扱っていたが、それらも市場から引き上げられる。
フォードは1974年から日本で営業を開始したが、ロイターによると、2015年の販売は5000台だけで、市場シェアはごく限られたものだった。およそ52店のディーラーは閉鎖されると思われ、300人の従業員は解雇される。
フォードではインドネシアの事業も緊迫している。フォードのスポークスマンは、「収益を得る理にかなった筋みち」が見当たらないと語ったようだ。
フォード・インドネシアのウェブサイトで発表された声明には、「インドネシアでの事業から、今年の下半期に手を引くという困難な決定を行いました。これは、フォードのディーラーを閉鎖し、すべてのフォード車の公式販売と輸入業務を取りやめるものです」と記載されている。
インドネシアでは、2017年を目処に、保証と修理に関する業務を第三者に譲渡するまではディーラーを運営するとしている。