日産リーフ30kWh
公開 : 2016.01.28 23:30 更新 : 2017.05.29 19:26
■どんな感じ?
インテリアの質感は、最高レベルとはいえないが、決して悪いものではない。硬いプラスティックが多いものの静的な剛性感は高い。
ドライバーズ・シートは調整しやすい。スタート・ボタンを押すとチャーミングな音が響き、いかにもお人好しなリーフらしさを感じられる。
ドライブ・モードを選び、ブレーキから足を話すと、リーフはわずかな電子音とともにスルスルと歩を進める。
静止状態から48km/hに至るまでのスピードは速いが、決して加速力が売りのクルマではない。よって追い越しをする際は、事前に心の準備をしておく必要がある。
一方、リーフの主戦場であろう市街地では、反応の素早さに助けられることが多かった。
速度を増していくにつれて、静かで洗練されていることがわかる。タイヤ・ノイズやウインド・ノイズもよく抑えられており、リラックスして運転できる。
もっと速度を増していくと、ノイズは大きくなるのだが、嫌になるレベルではないのもい。
乗り心地は相変わらずスムーズで、凹凸もうまくやり過ごす。さすがに大きなバンプに出くわすと、落ち着きを失いやすいが、そつなくこなすのがうまいクルマだ。
ノースハンプトンシャーにおける約90kmのテストで使用した電力は80km分と表示されていた。なかなかの実力である。テスラくらいしか太刀打ちできないのではないだろうか。