ジャガーF-タイプSVRの公式写真とビデオを公開
公開 : 2016.01.28 22:20 更新 : 2017.06.01 01:38
来月のジュネーブ・モーターショーで公開予定のジャガーF-タイプSVRの公式写真とビデオが正式に公開された。このうちいくつかは、1月23日のニュースでお伝えしたようにオランダのウェブサイトですっぱ抜かれたが、公開はジャガーから公式に公開されたものとなる。
ジャガーは、このF-タイプSVRが、「パフォーマンス、ダイナミクス、そしてドライバーの関与という点について、新たなレベルを構築している。」とコメントしてる。
SVRは、JLRのスペシャル・ビークル・オペレーション(SVO)が担当するスペシャル・モデルだ。このSVOがジャガーのモデルに参加したのはこれが初となる。このSVRは、XFとXKなどに存在するR-Sバッヂをつけたモデルに代わるモデルとなる。また、SVOの最初の作品はレンジローバー・スポーツSVRであった。
F-タイプSVRは、2014年に発表されたプロジェクト7から大きな影響を受けている。このプロジェクト7からは、シャシー・チューニング、エクストラ・パフォーマンス、そしてクーリングなどについて技術的な移植がされている。
現時点で確かめられる唯一のテクニカル・スペックは、最高速度が322km/hであるということだけ。スーパーチャージャー付きの5.0ℓV8で、ギアボックスが8速オートマティック、そして駆動方式はAWDと思われる。また、パワーはV8 Rクーペの564psから26psほどアップされた590ps、そしてトルクも69.4kg-mから1.9kg-mほどアップされた71.3kg-mと予測される。
ブレーキは、カーボン・セラミック製で、スタンダード・モデルよりも21kgほど軽いという。また、ライトウエイト・チタン・エグゾーストで12kg、鍛造アルミニウム・ホイールで10kgという軽量化が図られているという。また、最高80%のリフトを軽減するリア・ディフューザー、フロント・スポイラー、リア・ウイングが装備される。エア・インテークは、エンジンとブレーキの冷却のために大型化される。
パンフレットによれば、コンバーチブル・バージョンも製作さえるという。但し、コンバーチブルの最高速度は312km/hに下がるという。