MGのSUVは5月のロンドン・モーターショーで公開
公開 : 2016.02.03 22:20 更新 : 2017.06.01 01:38
MG GSというネーミングの与えられた5シーターのSUVモデルは、今年5月のロンドン・モーターショーで公開を予定しているが、そのスケッチが一足早く明らかになった。
そのスケッチからは、中国本国のモデルとほぼ同じデザインであることがわかる。これまで、テスト風景はキャッチされていたが、その発売時期については不明だった。しかし、今回、5月に公開、そして6月より販売というスケジュールが明らかになった。
GSは、MGのデザイン責任者、アンソニー・ウイリアムズの指揮の下、上海とロングブリッヂのデザイン・チームが共同で仕上げたもの。ウイリアムズによれば、「MGファミリーとして調和するデザインだが、他のモデルとは少し異なるルックスを持ち、信頼とダイナミズムを表現したものとなる。」という。
MG3、MG5、MG6という一連のラインナップは、同じファミリーとして共通したアイデンティティを持つ。それに加え、GSは2013年に登場したGSコンセプトのフォルムを与えたもの。
全長4500mm、全幅1855mm、全高1675mmというサイズは、フォルクスワーゲン・ティグアンよりも73mm長く、46mm幅広く、そして8mm低いというサイズ。
AUTOCARでは中国市場向けのGSを既に試乗しているが、MGが中国市場向けのGSと英国市場向けのGSの違いについては固く口を閉ざしたままだ。
ただし、中国市場向けのGSがサンヨン・レクストンと同じプラットフォームを持っているが、この英国向けのGSはパートナーであるSAICと共同開発したアーキテクチャーの上に出来上がっているという。
エンジンは220ps、35.7kg-mを発揮する2.0ℓ4気筒ターボが搭載される予定だが、このエンジンは後から追加されることになりそうだ。当初は、170ps、25.4kg-mの1.5ℓ4気筒ターボが搭載されるという。
駆動方式はFWDと4WDが用意され、トランスミッションは6速デュアル・クラッチが標準となる。パフォーマンスは、0−100km/h加速がおよそ8秒と言われているが、より詳細なパフォーマンスは追って公表されることになろう。