サイオン、トヨタ・ブランドに移行
公開 : 2016.02.04 22:40 更新 : 2017.06.01 01:38
サイオンは、トヨタブランドに移行することが決定した。
サイオンは若年層向けにこれまでにない商品やビジネスを試行するため、2003年に創設。独自の商品やビジネスで若く新しいカスタマーを呼び込むという目標を達成したようだ。これまでに販売したサイオン車は100万台を超え、そのうち70%はトヨタの新規顧客が占めている。また、サイオンのお客様の半数が、35歳を下回っている。
ブランド移行は、カスタマーのニーズを踏まえて決定したとトヨタは主張。同時に、トヨタ・ブランド車も、若いカスタマーの求めるダイナミックな外観や運転の楽しさを評価されるクルマに変わってきたという。
ブランド移行は2016年8月より開始し、サイオン車は2017モデルイヤーより、モデル名を残したままトヨタブランド車として取り扱われることになる。具体的には、FR-S、iA、iMはトヨタブランド車となり、tCは最後の特別仕様車を発売した後、2016年8月に生産を終了する予定だ。
サイオンのバイス・プレジデントであるアンドリュー・ギレランドは「サイオンは何年にもわたり素晴らしい商品を生み出し続けており、現在もお手頃な価格で高機能な装備を多く搭載している。サイオンの精神や培った知見が将来のトヨタ製品にも息づいていくことを誇りに思う」と語った。