フォルクスワーゲン・ティグアン2.0 TSI
公開 : 2016.02.08 23:50 更新 : 2017.05.29 18:57
このユニットに加え、125psと149psの1.4ℓエンジンと、既存の2.0ℓを220psまで引きあげたタイプが加わるようだ。ディーゼルも同様。116psの2.0ℓTDIをベースに、191psと239psが追加されるのだそうだ。
■どんな感じ?
先代のことを思えば思うほど、新型ティグアンは自信が滲みでたモデルだと感じる。MQBプラットフォームが77mmのホイールベース延長を可能にした点、横幅が大きくなった点が全体的なスタンスを堂々とさせているのだろう。
4WD(テスト車)は標準で200mmの最低地上高を実現している。FFに比べると11mm高いことになる。オプションで ‘オフ・ロード・パッケージ’ も用意される。これは、アプローチ・アングルとディパーチャー・アングルは25.6°と24.7°を確保するためのキットだ。
キャビンの質感も先代とは比べ物にならない。特に、独特なデザインのダッシュボードやさり気なく挿しこんだトリムの仕上げは歴然たる差がある。その一方でスイッチの多くとインフォテインメント・モニターは最新のゴルフとまったく同じである。
オプションの ‘アクティブ・インフォ・ディスプレイ’ は高画素のメーター・パネルを意味するのだが、こちらはパサートと共有。フロント・ガラスに投影するタイプではなく、メーターの ‘向こう側’ に起きあがるヘッドアップ・ディスプレイも高いクルマに乗っているという自覚を自然にもたらしてくれる。
ホイールベースが伸びたおかげでリア・シートは180mmスライドできるようになった。足元はシートを一番前にセットした状態で29mm増した。リア・シートをたてた状態の荷室容量は145ℓ。60:40分割式のこのシートを倒せば、1655ℓまで拡大する。