スズキ・スイフト1.2 SZ4 4×4
公開 : 2016.02.08 23:40 更新 : 2017.05.29 18:41
1.2ℓのエンジンには5速マニュアルが組み合わさる。一般道で非力に感じることはないだろう。ギア・ノブの操作感はカチリとしており、ゲートごとの句切れもはっきりとしている。
ただ、たとえば高速道路での追い越し加速は要注意。巡航ギアから1、2速は落としてやらないと、たちまち追い越し車線の後続車から煽られてしまう。
5、6速ではエンジンがひっそりと静まりかえる。一方でタイヤとサスペンションからいやなノイズが伝わる。よって長旅ははっきり苦痛だ。
内装を見てみると、いかにもチープなプラスティック・パーツを徹底的に廃したと感じる。見た目で嫌な思いをすることはなさそうだ。メーターは見やすく、ダッシュボード上のほとんどのボタンは押しやすい。ナビもシンプル。ただし、ライバルが使用する他のシステムに比べると、グラフィックがやや時代遅れである。
シートを一番低くした状態でも高く感じるのはたしかだが、フロント・ガラスが大きいおかげで視界は広い。身長が高いドライバーは頭上のゆとりがありがたいはず。前後と上下にステアリングを動かせるゆえ、しっくりとくるポジションを簡単に見つけられるのもいい。