セアト初のSUV、アテカを公開

公開 : 2016.02.11 22:40  更新 : 2017.06.01 01:38

来月のジュネーブ・モーターショーでワールド・プレミアを予定しているセアト初のSUVモデル、アテカが、ルカ・デ・メオCEOによってバルセロナで開催されたイベントで、一足先に公開された。

このSUVカテゴリーは、ヨーロッパで急速に伸長している市場で、昨年は初めてベスト・セリング・カテゴリーとなっている。もちろん、セアト・アテカはセアト初のSUVであるということで、フォルクスワーゲン・グループのセールスを強く後押しすることが求められているモデルだ。また、このアテカはレオン・ベースだが、セアトはイビザをベースとしたSUVも、2018年前半にはリリースしたい模様だ。

アテカは、フォルクスワーゲン・グループのMQBプラットフォームをベースとしており、その全長はライバルとなる日産キャシュカイよりも僅かに2cmほど短い4.36m。1.84mという全幅と1.6mという全高もキャシュガイとほぼ同寸だ。ホイールベースは、ベースとなったレオンと同じ2.64mだ。

5シーターのアテカは、ガソリン・ターボとディーゼル・ターボ・エンジンを搭載し、駆動方式はFWDが標準、4WDがオプションとして設定される。

ガソリン・エンジンのエントリー・レベルは、115psの3気筒を搭載する1.0TSI。もうひとつのガソリン・エンジンとして150psを発揮する4気筒の1.4TSIが設定される。

ディーセルは、115psと150psの1.6TDIおよび、190psの2.0TDIの3種類が用意される。

すべてのモデルは6速マニュアル・ギアボックスが標準となるが、オプションで7速DSGが設定される。4WDモデルは、ディーゼル・エンジンのみのオプションだ。

ラインナップで最も効率的なモデルは、115psの1.6TDIのFWDモデル。112g/kmのCO2排出量と、23.3km/ℓの燃費と持つ。

ブート・スペースがFWDで150ℓ、4WDが485ℓだ。これはキャシュガイの430ℓと比べるとかなり大きなもの。

R&Dの責任者、マティアス・ローブは、最もダイナミックな乗り味と、軽快な足まわり、そして正確なハンドリングをこのアテカに与えたとコメントしている。


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