ホンダ、2014年にF1復帰か
公開 : 2012.10.10 18:59 更新 : 2017.06.01 01:03
本田技術研究所の山本芳春社長は、2014年にスタートする新しいF1レギュレーションである1.6リッター・ターボ・エンジンに自社の名前が戻ってくることを望んでいるとAUTOCARに語った。
山本芳春は「個人的レベルで言えば、レースが大好きだ。しかし、F1となるとそれに関する資金も労力も必要だ。もちろんF1はトップ・レースであり、メーカーとして本格的な関与が必要とされる。しかし、われわれが再び、その世界に身を投じたいというのは本当だ。すぐに復帰ができるとは思ってはいない。しかし、レギュレーションの変更は、われわれの興味を十分に惹くものだ。ルールが代わり、そしてその機会があるのであれば、喜んでその世界に戻りたい。」
最近WTCC用のエンジンとして、チームは1.6リッターのターボ付きエンジンを開発中だ。また、2015年に登場するシビック・タイプRは、このエンジンが使用されることとなるだろう。
ホンダの伊藤孝紳社長は、今週、AUTOCARとの独占インタビューの中で、ヨーロッパで発売するモデルのエンジンとしてターボ付きエンジンを開発していることを認めている。それは、改正されるF1のレギュレーションと一致するものである。しかし、山本社長は、2008年以来F1にカムバックする前に、他のターゲットをまずは目標としなければならないとも言う。
「あくまで私見でホンダの総意ではないということを断っておくが、われわれがしなければならないのはまずWTCCで勝つことだ。」と山本社長はコメントしている。