プジョー・トラベラーi-Lab をジュネーブで公開
公開 : 2016.02.12 22:40 更新 : 2017.06.01 01:38
プジョーは、標準的なトラベラーと共に、トラベラーi-Lab をジュネーブ・モーターショーで公開する予定だ。この標準的なトラベラーは、シトロエンとトヨタとの共同開発モデルで、シトロエンではスペースツアラー、トヨタではプロエース・バンとして販売される。
シトロエン・スペースツアラー・ハイフン・コンセプトがオフローダーをイメージしたSUVライクなスタイルが与えられている一方で、プジョー・トラベラーi-Lab はVIPのためのシャトルという性格が与えられたモデル。32インチのタッチ・スクリーンや、WiFiホットスポット、クラウドへのアクセス、バーチャル・リアリティ・ヘッドセットなどが装備される。
また、3Dナビゲーション・システムや、道路標識認識システム、ハイエンドなバードビュー・カメラ、エマージェンシー・ブレーキなどを備える。このうち、最後の2つは、実際のプロダクション・モデルにも採用されるものと思われる。
パッセンジャーは、リモートでホテルへのチェックインやチェックアウト、支払いなどが可能で、足の動きでコントロールできるリアのスライディング・ドアなども特徴のひとつ。更に17スピーカーを利用した防音処理も装備される。
エンジンは、182psを発揮する2.0ℓのティーゼルで、このエンジンは308SW GTを含むプジョーのハイエンド・モデルに採用されているもの。ギアボックスはオートマティックだ。
このi-Labは、コンセプト・モデルであるが、プジョーの将来的なビジネスプランのひとつの方向性を示すモデルでもある。