■どんな感じ?

250dをテストした際にも感じたことだが、GLCと2.1ℓディーゼルの組み合わせは大成功である。アクセル・ペダルを強く踏むと、ディーゼルが仕事をしていることはわかるのだが、アイドリングとクルーズ時は特に静かで落ち着いている。0-100km/hタイム8.3秒という数値も、なにも恥ずべきではない。

しかし、10.2kg-mのトルク・ダウンは簡単に感じられる。したがって追い越し加速時はダウン・シフト必須。250dのようにはいかない点のひとつだ。

コンフォート・サスと呼ばれるものを足元に組み合わせているが、乗り心地は端的にいって硬すぎ。たしかにロール量は少なく左右の振れ方も機敏なのだが、路面の凹凸は常にキャビンに伝わってくる。

なめらかな路面では何も不満はない一方で、少しでもラフになると、車体が上下に動き出す。