アウディA4アバント2.0 TDIウルトラ
公開 : 2016.02.15 23:40 更新 : 2017.05.29 18:14
スタイリッシュで高級感のあるこのクルマのことを決して楽しいとは思わないが、洗練性と経済性の2点は他のライバルより優れている。
■どんなクルマ?
たくさんのグレードを試してきたAUTOCARだが、今回はディーゼル・エンジンを搭載したアバント。名前の末尾に ‘ウルトラ’ とつくが、これはアウディのエコ・ブランドへの所属を意味する。
ウルトラ・レンジには150psと190psが控え、どちらの出力も2.0ℓの4気筒ディーゼル・エンジンから引きだされる。
今回われわれは150psの6速マニュアル・ギアボックスをテスト。このほかに7速デュアル・クラッチATもあるが、結果的な数値は25.0km/ℓ、104g/kmと同じである。
サルーン・タイプのCO2排出量が99g/kmだということを考えるとアバントの方が劣るものの、これもわずかな差といっていいだろう。
ちなみに190psのタイプは24.4km/ℓと106g/kmをマーク。こちらもまた、‘優秀だ’ と形容するに差しつかえないレベルだといえよう。
150psのエンジン搭載車であれば、SEとスポーツの2種のトリム・レベルが選べるが、190psはスポーツのみの設定。
どちらも18インチの低抵抗タイヤを履くことで燃費を稼ぐ。スポーツ・グレードはSラインのサスをシェアし、車高は20mm落ちている。