BMW M2

公開 : 2016.02.17 23:50  更新 : 2017.05.23 10:24

M2はBMW製の6気筒N55ユニットを徹底的にモディファイして使用している。M3M4とは冷却システム、ピストン、クランクシャフト・ベアリング、排気システムの一部、可変バルブ・コントロール、ダブルVANOS可変クランクシャフト・コントロールが共通である。

M3/M4が使用するツイン・ターボのS55ユニットと異なるのは、M2がターボチャージャーを1つのみ使用するという点だ。こちらはインダクションの方式をツインスクロール式とする。

結果、6500rpmにて370psを叩きだすに至った。M3との差は61psのところまで達しており、かつての1シリーズMクーペと比べると+30psを実現した。

公表されている1495kgの乾燥重量を信じるならば、パワー・ウエイト・レシオは247ps/トンとなる。ちなみに431psのM3は281ps/トン、1シリーズMクーペは228ps/トンとなる。

47.4kg-mの最大トルクは1400rpm〜5560rpmで立ちあがる。M3に比べると8.6kg-m、1シリーズMに比べると3.6kg-m水をあけられる結果となるが、オーバーブースト機能を立ちあげると、1450〜4750rpmにて51.0kg-mを30秒間引きだすことができる。

ギアボックスは、自動ブリッピング機能つきの6速MTが標準となる一方で、7速のDCTデュアル・クラッチATがオプションで用意されている。後者は25kg増の1520kgというのが公表される重量である。

ドライブ・モードはコンフォート/スポーツ/スポーツ+の3種。‘スモーキー・バーンアウト’ と呼ばれるローンチ・コントロールがつく。ほかのMカー同様、電制LSDは標準となる。

MTの0-100km/hタイムは4.5秒、DCTの場合は4.3秒となる。M235iに比べるとフロントのトレッドは64mm、リアは71mm増しており、それぞれ1579mmと1601mmとなる。M3と同値だ。

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