アストン マーティンDB11のデザイン・スケッチがネットで流れる
公開 : 2016.02.19 22:45 更新 : 2017.06.01 01:37
ジュネーブ・モーターショーで公開が予定されているアストン マーティンDB11のデザイン・スケッチがオランダのニュース・ウェブサイトに流出した。このイメージは、その後、直ぐに取り下げられたが、そのフロントからのデザイン・スケッチはかなり真実味が高いものだ。
昨日のニュースで、顧客向けの内覧会で撮られたと思われる写真を紹介したばかりのことである。
アストン マーティンを統括するアンディー・パーマーは今後5年の間にすべてのコアなスポーツカーを総入れ替えすることを明らかにしており、その際、フロア・コンポーネントやインテリア、エンジンなどのすべてをリフレッシュするとのこと。これまでのカスタマーを再度惹きつける計画だという。
エンジンは、608psを発揮する5.2ℓV12ツインターボ・エンジンを搭載する見込みで、モデル末期にはAMG製のV8を採用すると考えられる。
その根拠となるのがアストン マーティンが発表したビデオで、エンジンカバーに「V12 5.2 Twin Turbo」という表記が確認できるほか、最後を「Coming Soon」というメッセージで締めくくっているからだ。
これまでのスパイショットや英国の登録に使用する申請書類などの情報からも、5200ccのエンジンを採用することが伺える。
これまで最高出力についての公式発表はないが、ヴァンキッシュに搭載されるAM29型V12エンジンの575psを上回ると思われる。
AUTOCARが目にしたDB11のスタイリングはDB9から劇的に変わっているが、アストン マーティンのデザイン・キューのコアな部分は守られている。
3月のジュネーブ・モーターショーで公開されたコンセプトカー、DBXクロスオーバーや2013年にブランドの100周年を祝うために作られたCC100と似ている点も多い。
DB9からDB10を通り越してDB11となったものの、DB11は2004年から販売されるDB9の後継であることは間違いない。
しかし、DB7からDB9へと ‘スキップ’ した時とは異なり、DB10なるモデルも存在する。007スペクターに登場するものであり、わずか10台のみの限定生産となる。10台すべてが劇用車に供されることになる。
DB11は新たに開発されたVHプラットフォームを使用することになる予定だ。接着とボルト留めによりストラクチャーは、将来的なモデルにも流用されることになるようだ。
アルミニウム・ストラクチャーは内製のものとし、メルセデス-AMGと共有する道は選ばなかった。それゆえに次期VHプラットフォームは、今後デビュー予定のヴァンテージやDBXの製品版にも使用される予定だ。開発はイアン・ミナーズの指揮のもと進められた。
完全新設計の軽量サスペンションもまた内製。前後はダブルウィッシュボーンとなる。特に軽量化はチャレンジングなタスクだったという。そこでAMGとのパートナーシップが役だったのだそうだ。
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