マツダMX-5スポーツ・レカロ
公開 : 2016.02.22 23:30 更新 : 2017.05.29 19:12
ドライバーを含めて約1100kgという軽さもあって、1000rpmを少し超えたあたりから、車体は涼しげに前に飛びだす。これが14.2km/ℓの燃費にも繋がっているようだ(もしメーターの表示を信じるならば)。
キャビンは、身長の低いドライバーにとってはさしたる不満もないだろうが、身長が高いと少し辛い。ステアリングの調整幅が理由である点も否定しない。
レカロ製シートは、身体を不必要に揺さぶらず、きちんとホールドしている。丸1日ちかく運転したが、シートが原因の疲れを感じることはなかった。
シート・ヒーターは標準。寒い冬の朝に、屋根を開けていながらも、体がふんわりと温かいことほどの幸せはなかなかないだろう。
いい意味でも悪い意味でもスポーツカーに乗っているという感覚は強い。高速道路では不快ではないにせよ足元は硬いし、ウインド・ノイズやロード・ノイズは盛大だ。他に比べると遥かに洗練されて乗り心地がいいのもたしかだが。