2109psのアラッシュAF10をジュネーブで発表
公開 : 2016.02.23 22:55 更新 : 2017.06.01 01:37
英国のスポーツカー・メーカー、アラッシュは、一昨年のジュネーブ・モーターショーではAF8というスポーツカーを公開したが、今年のジュネーブではAF10というモンスター・マシンを発表する。
このAF10はAF8の後継モデルではなく、完全に新しいモデルである。AF8では13のパートに分かれていたカーボンファイバー製のシャシーは、12のパートで構成されるものに変更され、エンジンもAF8のコルベットZ06に由来する7.0ℓのプッシュロッドV8から変更されている。
V8エンジンはスーパーチャージャーのアシストを受け913ps、これにそれぞれ299ps、27.7kg-mのパワー、トルクを持つ4つのモーターが組み合わせられる。合計出力は、2109psで、0-96km/h加速は2.8秒、最高速度は322km/hというパフォーマンスを持つ。モーターには2速のギアボックスが、ガソリン・エンジンには6速のギアボックスが組み合わせられ、これをパドルシフトで操るというもの。
但し、このAF10には2109psのハイブリット・バージョンの他にも、ノーマル・アスピレーションのV8ユニットを搭載する大人しいモデルも注文可能だという。
ボディは、カーボンファイバーとアルミニウム・ハニカムのサンドイッチ構造で、ドアは電子制御の油圧式跳ね上げ式。固定式リア・ウイングを持ち、ホイールはフロントが19インチ、リアが20インチのセンターロックのマグネシウム。サスペンションは4輪ダブル・ウィッシュボーンで油圧による車高調(15mmの調整が可能)を備える。
価格は、£1,000,000(1億5900)万円を予定している。