BMW 8シリーズの名が2020年に復活
公開 : 2016.02.23 22:20 更新 : 2017.06.01 01:37
BMW 8シリーズのネーミングが、メルセデス・ベンツSクラス・クーペやベントレー・コンチネンタルGTに対抗するフラッグシップの名として復活しそうだ。2020年にデビューされるという8シリーズは、第6世代の7シリーズからドライブトレイン、マルチ・マテリアル・アーキテクチャー、エレクトリック・システム、コネクティビティを移植されたモデルとなる。
BMWの計画によれば、ドイツのディンゴルフィング工場で2020年から生産が開始するというが、関係筋によればすでに2つのデザインが、BMWのチェアマン、ハラルド・クルーガーに示されたという。
まずひとつめが、4ドア・スタイルを持つもので、5シリーズに対する6シリーズ・グランクーペのような存在となるもの。そして、もうひとつが、古典的な2ドア・クーペとカブリオレというもの。どちらを選択するかは2018年頃になる予定だ。
BMWとメルセデス・ベンツの売上の違いは、実は7シリーズとSクラスの違いとも言える。2015年は、7シリーズが36,364台に対し、Sクラスは全体で125,000台以上を売り上げている。第6世代の7シリーズの投入で、販売自体は70,000台までアップするとしているが、それでもSクラスの約半分だ。従って、BMWは従来の7シリーズの他に、8シリーズを加えてSクラスに対抗しようというものだ。