ポルシェ718ボクスターS(助手席インプレッション)
公開 : 2016.02.25 23:50 更新 : 2017.05.29 19:04
もちろんトルクも低い回転域から立ちあがるようになっており、その数値も42.9kg-mまで増している。
これらの数値的変化をアシストするために、PDKギアボックスもビーフ・アップされ、ギア比も変わっている。サスペンションはあたらしいダンパーを組み合わせ、レスポンスの向上に寄与している。
インテリアで注目すべくは、PCM(ポルシェ・コミュニケーション・マネージメント)だ。インフォテインメント・システムであるこれは、iPhoneとアンドロイドとも連携。画面が大きくなり、反応もよくなっている。
スタビリティ・コントロール・システムの介入は以前よりなめらかに。ブレーキもよりパワフルに。以下で、ドイツのカーメーカーがどのような仕事を行ったかを、助手席から見つめることにする。
■どんな感じ?
すべてのピュリストにとっての最大の疑問点は、果たしてあたらしいエンジンがボクスターの味わいを損なっていないのか? という点に尽きるだろう。
というのも、先代のボクスターにとって、ナチュラル・アスピレーションの水平対向6気筒は、キャラクターを語るうえで重要なポイントであったからだ。