Sクラスのフェイスリフト・モデル、北極圏のテスト風景をキャッチ
公開 : 2016.02.26 22:20 更新 : 2017.06.01 01:37
メルセデス・ベンツSクラスに来年末に施される予定のフェイスリフトを捉えた新たなスクープショットを入手した。
現行で6代目となるメルセデス・ベンツのフラッグシップ・サルーンは、2013年に発表されたモデルだが、BMW 7シリーズ、アウディA8、ジャガーXJといったライバル達の攻勢もあって、フェイスリフトが望まれている。
新しいプロトタイプからは、LEDヘッドランプ・クラスターに変更を受ける以外は、大きなスタイリング上の変化はない。それよりもインテリアに大きな変更が加えられるようだ。
Sクラスがデビューした時には最新のデジタル装備であったものの、ライバル達の進歩によって、Sクラスのデジタル・インストルメントももはや最新ではなくなってしまった。それを一新するために、フェイスリフトするSクラスにはデュアル・スクリーン・セットアップを持つようだ。
新システムは、メルセデスの最新版コマンド・インフォテインメント・ソフトで処理される。つまり、同社が実験中のジェスチャー・コントロールではなく、センター・コンソールのタッチスクリーンで操作を行うものだ。
また、現在の2スポーク・ホイールのデザインから3スポークに変更を受ける予定だ。
エンジン関係は完全に引き継がれる予定で、大きな変化はないが、燃費とCO2の向上は図られるようである。
今回のスクープショットでは、極寒地の試験の様子を確認できる。なお、このフェイスリフトされたSクラスは、来年4月の上海モーターショーで公開される予定だ。