フォード、2019年までにオールロード・モデル3車種を導入
公開 : 2016.02.26 21:50 更新 : 2017.06.01 01:37
フォードは、今後3年以内に、オールロード・モデル3車種を投入する予定であることがAUTOCARの取材で明らかになった。
フォードはこれまで、通常のラインナップにSUV志向のバージョンを設けることに積極的でなかった。しかし、AUTOCARのインタビューに応じた欧州フォードのナンバー2、バーブ・サマルディチは、成長著しいこの種の派生モデルのマーケットを見逃せないようだ。
モンデオ・エステートはすでに4輪駆動のオプションがあるため、最有力の候補だ。しかし、まだ、こうしたクロスオーバー・スタイルのモデル名称は決定されていない。ライバルには、フォルクスワーゲン・パサート・オールトラックや、スコダの新型スパーブに加わるアウトドア・バージョンなどが考えられる。アウディにもオールロード仕様がいくつか存在している。
一方、フォード・フォーカス・エステートは、力強さを印象づけるデザインになる可能性があり、こちらはセアト・レオン・エクスペリエンスやスコダ・オクタビア・スカウトがライバルとなるだろう。
しかし、こうしたトレンドが、必ずしも成功を約束しないのも事実だ。ヴォクゾールはインシグニア・エステート・カントリー・ツアラーの発売を中止し、ディーゼル・エンジンの静音化に注力することにした。
フォードは年内にクーガの改良版をローンチし、新たに27.3km/ℓの燃費性能を誇る1.5ℓディーゼル・エンジンを追加する予定だ。また、エッジというSUVモデルを本年末に発表すると考えられ、SUVのスペシャリストとしての立ち位置を明確にしたいようだ。