イタルデザインGTゼロが公開
公開 : 2016.03.01 22:20 更新 : 2017.12.14 12:31
ジュネーブ・モーターショーにて、電力のみを動力源とするイタルデザインGTゼロ・コンセプトが姿を現した。モジュラー・モノコック・カーボン・フレームを採用するこのモデルの航続可能距離は500km。インテリアもハイテク機器であふれている。
490psを生みだすのは3つのモーター。うち2機がフロントを、うち1機がリアを駆動する。モジュラー・レイアウトを採用したためシート・レイアウトは3+1となる。最高速は249km/h、80%の充電状態まで30分で完了する。バッテリーはセンター・トンネルに収まる。
ホイールはフロントが22インチ、リアが23インチとなり、エア・インテリアとスポイラーは可変式だ。
コンセプトカーは、昨年9月に新たにイタルデザインのデザイン・ボスであるフィリッペ・ペリーニによって設計されたもの。ペリーニは、その以前はランボルギーニのデザイン・チーフの立場にあった人物だ。
以前は、イタルデザインのオーナーであるフォルクスワーゲンのデザイン責任者であるヴァルター・デ・シルヴァが昨年11月までは責任者を兼任していた。その後任には、昨年12月よりマイケル・マウアーが就任している。
ちなみに、1968年にイタルデザイン・ジウジアーロを設立したジョルジエット・ジウジアーロは、昨年7月にアウディに保有する残りの株式を売却し、代表の座から退いている。
今回のコンセプトカー以前のモデルとしては、2012年の劇的なデザインを持つ2ドア4シーターのブリビド、そして2013年のパルクールなどがある。また、2014年にはクリッパー・エレクトリックMPVを公開し、昨年はGEA自動運転サルーンを発表している。
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